馨は、私を理解しようとしてくれる。
それが、おそらく惹かれた理由のひとつではないだろうか。
であって最初の、彼女の誕生日。…を少し過ぎた日。彼女を部屋に招いた。お祝いがしたいから。という理由だっただろうか。その日、馨は私好みの(?)クラシカルなワンピースを着ていた。どちらかというと、派手なドレスは苦手だ。「私は愛されるべき存在」と主張しているスタイルは、対峙する私を不安にさせる。その楚々としたワンピースに包まれた姿は、とてもまぶしくて。元彼女にできなかったことを…しても、この女性は受け入れてくれるかもしれない。
肌に触れたくて、彼女を抱きしめた。
ほぼ、ネコの経験しかない私。セックスと呼ぶには幼稚すぎる行為だったかもしれないけど、私は確かに馨を抱いた。彼女のきれいすぎる肌を何度もなぞった。
その後、彼女にプレゼントを渡すときだったか。「好きなの?」と問われたような気がする。衝動ではあった行為だけど、私は、この女性となら、時を経ても一緒に居られるかもしれない。そう思ったのだ。 つづく>>>